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地域交流・懇談会、地域活動から

コロナ禍における市内の活動を紹介するページ

つながりを継続する「シニアクラブの友愛活動」

2021-05-13
2021年4月25日に3回目となる緊急事態宣言が発令されました。
地域活動団体を対象としたある調査によれば、新型コロナウイルス感染症の拡大によって多くの地域活動団体が取組を行えず、「活動の停滞や今後の見通しについて不安を覚える方」や「メンバー間のつながりが薄れ、不安や孤立を感じる方」が増えていると指摘されています。

このように、新型コロナウイルス感染症の影響で予期せぬ心配ごとが発生するなか、感染症流行前から高齢者の生活や地域を豊かにするための活動に取り組んできたのがシニアクラブです。健康づくりや趣味、文化、芸能など、場所に集まって取り組む活動だけでなく、自宅に訪問して見守りや声掛けを行うなど、集まれなくてもつながることのできる活動(友愛活動)を続けてきました。

今回は、シニアクラブの1つである『梅園長寿会』にご協力いただき、友愛活動の様子を取材させていただきました。小雨が降るなか、時折傘をさして会員のお宅を訪ねます。そのうち1人は、足の不調から歩くことが難しくなり、現在リハビリ中の方でした。生々しい傷跡から生活の不便さや苦労を予想しましたが、不思議と表情は笑顔。最近の体調やスカットボールのこと、畑の状況など、様々な話題で盛り上がり、会話がはずみました。

地域に出ると、体調不良の影響で活動に参加できなくなった方にお会いすることは少なくありません。今回の訪問でお会いした方々も、こうした活動がなければ、周囲の人と顔を合わせたり話したりする機会が減っていた可能性があります。参加者で集う活動を充実させるだけでなく、参加できなくなった方ともつながり続けるシニアクラブの活動は、とても貴重で、改めて必要性が高まっている取り組みなのではないかと実感しました。

なお、市内には22のシニアクラブがあり、会員を募集しています。
入会を希望する場合には清瀬市役所福祉総務課(042-497-2056)までご連絡ください。
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